市では、この秋に予定している市役所の中央地区への移転とその後に予定されているむつ警察署の移転に伴い、両機関への来訪者の利便性確保や交通渋滞の緩和、付近住民をも含めた交通安全の確保等について検討するため、「むつ市役所・むつ警察署の移転に伴う来訪者利便性確保等検討会議」を設置しました。
構成メンバーは、移転する両機関の他、地元自治会である中央町内会、交通安全関係のボランティア団体であるむつ地区交通安全協会、本地域の産業・経済界の代表格であるむつ商工会議所、当該地域のバス運行事業者であるJRバス東北(株)大湊営業所及び道路管理者としての下北地域県民局に参画をいただきました。
また、第3回目の会議を去る7月22日(水)に開催いたしました。会議の概要は以下のとおりです。
むつ市下水浄化センター 2階 会議室
1.北側バス停留所(警察署側)の位置及びバスベイ(バス停車帯)の設置について
→ 警察署の非常用出入口の位置並びに警察署用地隣接の市所有地の利用計画が明確になり次第、
関係機関において、バスベイの設置及び位置について、設置の方向で協議していく。
なお、それまでの間は移動可能なバス停留所としておく。
2.現在ある「中央二丁目」バス停留所(新市庁舎側)の必要性について
→ これまでの当該停留所の利用者を考慮して、当分は現在のままで停留所を設けておく。
ただし、新庁舎での業務開始後において、当該停留所に起因する渋滞等が発生し、交通に不便が
生じる場合は、バスベイの設置等も含め協議する。また、バスベイを設置する場合は、工事費等も考慮
し、その位置について関係機関において十分協議する。
3.メイン出入口の信号機の増設及び高度化について
→ 警察署業務開始までに市役所側に信号機を増設するとともに、国道338号大畑側にも右折レーン
を設置する。その際、メイン出入口の国道338号に係る信号機は、矢印信号とする。
歩行者用信号については、利用状況等を踏まえ、高齢者感応型の導入について積極的に検討する。
4.横断歩道の設置及びメイン出入口の拡幅について
→ 警察署業務開始までに警察署側及びメイン出入口国道338号大畑側に横断歩道を新設する。
メイン出入口については、警察署側出入口の利便性、安全性を考慮して、両機関調整の上、それ
ぞれのメイ ン出入口が対面となるよう西側へ拡幅する等の措置を講ずる。また、市庁舎北東側の敷地
境界に沿って歩行者用通路を確保する。
5.道路誘導案内表示について
→ 現在の案内板を極力活用するようにし、市及び県民局において協議の上、必要な措置を講ずる。
なお、現在の市庁舎を案内している部分については、新庁舎での業務開始までに「目隠し」や修正
を加える等により対応する。
6.交通渋滞から派生する通学路(大平小学校スクールゾーン)への進入車両の規制について
→ 信号機の系統化(円滑な交通を確保するため、複数の信号機を系統立てて制御すること)等、総
合的な渋滞対策を行っていくとともに、新庁舎での業務開始後の状況を把握した上で、効果的な取り
締まり等について柔軟に対応していく。
7.市役所構内の車両の動き等を考慮した歩行者の安全確保と三つある市役所出入口の効率的な利用
について
→ 三つある出入口のうち、真ん中の出入口については、交通安全を最優先し、可動式門扉等の設置
により、イベントや非常時等必要な場合だけの利用とする。なお、西側出入口(一番運動公園寄り)
は公用車出入口とする。
また、駐輪場については、メイン出入口付近に配置することとし、市役所構内での利用者の安全確保
の向上を図る。
8.その他
→ 国道338号(大湊バイパス西口から栗山トンネル前)の信号機14基について、3つのグループに分けて
系統化を行い、最終的には1本の系統路線とする。
ただし、市内の交通状況を十分把握した上で、地域に合った系統化を目指していく。