明治22年の市町村制施行により、田名部村、大湊村、川内村、大畑村、脇野沢村が誕生しました。その後、田名部村は明治32年に、川内村は大正6年に、大湊村は昭和3年に、大畑村は昭和9年に町制を施行しました。

 下北地方の政治、経済、流通の中心地として成長してきた田名部町と、海軍水雷団が設置され、戦後の軍解体を経て自衛隊の基地として発展を遂げた大湊町は、下北地方の中核都市として人口10万人の田園工業都市を目指し、昭和34年9月1日に「大湊田名部市」として合併、翌年の8月1日に全国初のひらがなの市「むつ市」に改称しました。

 さらに、平成17年3月14日には、ホタテ養殖等の漁業を中心としたまちづくりを進めてきた川内町、室町時代から続いているヒバ材搬出等の林業及びイカを中心とした漁業等によりまちづくりを進めてきた大畑町、鱈をはじめとした漁業と北限のニホンザルや風光明媚な自然を活かした観光によりまちづくりを進めてきた脇野沢村が合併し、新「むつ市」としてスタートを切りました。

 これまでに本市では、大湊港の重要港湾昇格(平成11年特定地域振興重要港湾に変更)をはじめ、むつはまなすライン(国道279号)や下北半島を一周する道路(国道338号)の国道への昇格、原子力船「むつ」(現在は、世界最大級の海洋地球研究船「みらい」)の関根浜新母港の完成、また、これに関連する科学技術研究機関の集積、アツギむつナイロン株式会社(現在は、アツギ東北株式会社むつ事業所)をはじめとする企業の誘致、漁港整備をはじめとした農林水産業の振興、市営住宅の建設や小中学校の耐震整備、消防庁舎の建設や市役所本庁舎の移転等、下北地方の中核として都市基盤の整備を進めてきました。

 全国的に人口減少・少子高齢化が進行する中、本市は、自治体の枠組みを超えた地域課題や広域的な行政需要に対応するため、平成27年7月に下北5市町村による定住自立圏の形成に向けて中心市宣言を行い、同年10月には下北圏域定住自立圏を形成しました。

 また、下北5市町村は、貴重な地域資源を保護・保全しながら、それを教育や地域活性化へ活用するといったジオパークの取組を進めており、その貴重な地域資源や積極的な住民活動が評価され、平成28年9月、「下北ジオパーク」が日本ジオパークに認定されました。

 このように本市は、将来像『笑顔かがやく 希望のまち むつ』の実現に向けて、下北地域の中心的な役割を担いながら、その連携を深化させ、将来にわたって持続可能な魅力あふれる地域づくりを進めているところです。